今はどの競技も冬のトレーニングの真っ最中で、つらい練習で追い込んでいる事と思います。
それも、春から始まるシーズンの為ですよね!そのシーズンが始まった時に、冬の練習を生かせるように、ここぞという場面で動揺せずに実力を発揮できるように、メンタルコントロールの練習も同時に行っていきましょう。
「心・技・体」という言葉があるように、この3つがバランスよく備わっていないと、本番で持っている力を十分に出す事は出来ません。試合当日に最も崩れやすいのが「心」の部分であると思います。緊張して練習通りのことが出来なかったという経験はないでしょうか?そのような事がないように、心を落ち着かせる方法、集中する方法を身に着けましょう!
では、「丹田」という言葉を聞いた事がありますか?気功や空手など武道の世界では、よく使われている言葉です。ヘソ下5センチ前後の下腹部を指し、そこに意識を置くとリラックスしたり集中しやすいと言われている場所です。
今までの文章の中で「意識」という言葉が何度が出てきましたが、普段は自分の意識はどこにあるでしょう?
それは「脳」です。眉間のあたりのはずです。
なぜなら、人間は頭で色々な事を考えるからです。
「頭に血が上る」という言葉は、まさに緊張している時や動揺してパニックに陥った時の事を指すのではないでしょうか。
この状況を分かりやすく説明すると、普段と違う状況の中に身を置くと、必死にそれに対応しようと頭で考える為に脳に血液が集中します。そうすると、必要以上の血液が集まってきているので、スムーズに流れる事が出来ず、脳の中は血液の大渋滞を起こしているのです。
その為に、冷静な判断が出来ずに訳の分からないうちにその場面が終わってしまっているという結末になるのです。
大事な場面でそのような事を避ける為にも、自分の意識を頭ではなく丹田に下ろす練習をしましょう。そうすると、脳の中での血液の渋滞が解消されて、落ち着いてプレーする事が出来ます。
※ヘソ5センチあたりに手を置き、丹田の場所を確認しやすくします。
※息を丹田に吸い込むイメージで、ゆっくり鼻から吸い込みます。
※吸い込んだ息を丹田から全身を行き渡らせるように、ゆっくり吐き出します。
これを繰り返し行い、意識を丹田に下ろしていきます。それがスムーズに出来るようになればいいのです。どこまでスムーズになればいいか…。
スポーツの試合で最も緊張する場面というのは、静から動に移る前のわずかな間(ま)だと思われます。サッカー・バスケットのフリーキックやフリースロー時、陸上のスタート直前、テニス・バレーボールのサーブ・レシーブの直前、野球・ソフトのバッターボックス内など…その時に、スッと頭に上がり過ぎている気を丹田に集中できるかどうかです。そんなに時間をかけているヒマはありません。
この練習が出来る自信のない人は、せめて深呼吸をする事や、肩の力を抜く事を心がけて、癖をつけて下さい。それだけでも効果があると思います。 |